【白馬〜安曇野】三段紅葉見に白馬に行った話
乗鞍岳に雪が積もったので白馬に行ってきました。
【走行日:2020/10/18,19】
【乗鞍岳に雪が降った】
twitterタイムラインが乗鞍エコーラインの話題で盛り上がっていました。紅葉が見頃とのこと。美しい景色を見れるとわかっていて行かないわけがない、画像だけじゃ我慢できない、肉眼で見たいと思い計画を練った一週間でしたが
【乗鞍大雪渓WebSite】《長野側県道乗鞍岳線情報》本日10月17日(土)の天候:畳平(6時)/雪・-2℃・風速2m。乗鞍高原(7時)/雨・7℃
— 乗鞍大雪渓WebSite (@norikura_org) 2020年10月16日
※今季の初雪観測、三本滝より雪で畳平積雪2cm、昨年より7日早く、過去10年平均より2日遅い
※位ヶ原山荘より上部は夏タイヤ不能、シャトルバス運休 pic.twitter.com/QsVDXgjh8P
移動予定日にまさかの冠雪。乗鞍エコーラインをロードバイクで走ることは不可能になってしまいました。
この日、外は予報どおり雨。前日に最寄り駅にロードバイクを駐輪場に止めたの言うのに、自転車で走れない休みになってしまうのか、美しい景色を写真に納められないのか‥。
途方に暮れつつネットサーフィンをしていると、「三段紅葉」という存在を知りました。
三段紅葉とは、山に白雪、麓に赤い紅葉、裾野には緑の木々が広がる景色とのこと。これは見に行かなくてはならない、し、今だからこそ見に行けるのでは?
そういう言い訳を見つけ予定通り輪行で松本に向かいました。
目指すは乗鞍ではなく、白馬。
午前中の白馬を訪れるために前日入り。止まった宿
「ガーデンホテル松本」は自転車室内OKでした。ありがたや。
【大糸線で白馬へ輪行】
4:25に起床。ある意味この日一番の山場を超えました。起きれなかったら全てが頓挫してたので。
E127系はボックスとロングシートのハイブリット。運賃箱がついている列車です。そして運転席後ろにスペースがあります。ありがたい。
※運賃箱近くまで車体が出ないよう、注意する必要があります。
ローカル線あるあるなのですが、車内が「シーーーン」としており、音が全くしないのです。話す人もおらず、ただゆっくりと時間が流れる、贅沢な時間。普段発車アナウンスやベル、広告がひっきりなしに流れる山手線に乗っているからこそ感じるギャップですね。
目当ての松川大橋は白馬駅より一つ先の、信濃森上駅のほうが近いため、そこまで輪行しました。白馬から約一時間。車窓からは北アルプスの山々が‥
見えませんでした。ずっっっと曇り。あれぇ?
【松川大橋からの風景】
信濃森上駅で下車。曇り空を見て気持ちもどんよりしつつ、寒さで冷える体を温めるべくサイクルジャージを着込みます。
三段紅葉は見れそうにないかな‥と落ち込んでましたが、走らないことには変わらない、気持ちを切り替え松川大橋へ向かいました。
にしても人がいない。空気が澄んでいる。曇りのため湿度の高い、けど冷えた空気が心地よい場所です。そして山肌かとても近い。長野生まれの自分からしたら、とても居心地のいい空間です。
ただ晴れない。少し残念がってましたが、カーブを曲がると徐々に太陽が出てきました。
雲の隙間から青空が見え隠れ。山肌が浮かび上がってくる様子を見て、心が高鳴るのを感じました。
そして数分後、雲が晴れたときの景色はもう‥。
優勝してしまった、優勝です。今日はもう、完璧。松川大橋、最高・・・
晴れて、良かった。曇っても晴れを信じて来てよかった。白馬安曇野走れるだけでいいと思って自分をごまかそうとしてたけど、やっぱり目当ての三段紅葉を見たかった。からこそ、見れて、晴れて、良かった。
そうそう、風景を撮ってると地元の方に話しかけられました。少しお話したところ、地元の方でも初冠雪でこれだけきれいな風景を見るのは稀だと。いやー、いい日に来れました。優勝。
その方に教わった白馬大橋は、山肌一番近くにみれるところでした。
白馬大橋へ
川辺までロードバイクで降りれたのでしばし撮影タイム。石が支えになり、ロードバイクを自立させることに成功。
あー、優勝。素晴らしい。
※このあたりは松川大橋、白馬大橋、橋と、3つ橋がありますが、松川大橋が一番人通りがなく、おすすめです。
また、白馬大橋は車がかなりの速さですぎるので、注意が必要です。
【白馬ジャンプ台〜海ノ口駅】
自分が3歳の頃、長野オリンピックがあったそうです。全く記憶にない‥(苦笑)
父親は白馬のジャンプ台を長野から見に行ったそうです。そのジャンプ台、‥の、手前にある電光掲示板あたりまでロードバイクを担いで登りました。
22年前、ここでオリンピックがあったんだなぁ‥。
風景をのんびり撮影してるともう11時。帰りのあずさに間に合うか、不安になってきたのでペースアップ。
サイクリングロードをひたすら南下しました。
でも撮りたくなっちゃって‥笑 向かい風よりも、疲労よりも、厄介なのは美しすぎる風景かもしれません。
のんびりライドあるある→ロードバイクの軍団に抜かされる。
そうそう、なぜかワイドビューしなのが大糸線走ってました。なぜなのか。
【海ノ口駅〜松本駅】
ここはお願いティーチャーの聖地だとか。個人的にはあの夏で待ってるの最終話のイメージですね。
駅舎は無人駅なれど構内は綺麗で、ホームに立ち寄ることもできました。ロードバイクをそろそろっと入線させ記念撮影。数時間に一本やってくる列車を待つのも乙ですが、目指すは信濃大町なので、スルー。
木崎湖湖畔に至る手前の踏切。物語が始まりそうでとても好き。
木崎湖近くのゆーぷる木崎湖でご飯の予定でしたが、ロードバイクの大軍を見て、これは時間かかるなと判断。腹ペコのまま北アルプスラインを爆走。途中ハンガーノックになりかけましたが、ファミマが見えたため即補給。食べれるときに食べとかないとくたばります。段々と寒気を感じる感覚は味わいたくないので‥。
安曇野もいいぞ・・・。
松本駅にて朝ロッカーに預けた荷物を回収、大糸線で信濃大町から輪行するのと同じ到着時間に松本につきました。まともにサイクリングしましたね、これは。
【塩井の湯】
疲れた体を癒やすは温泉です。今回私が向かった温泉‥もとい、銭湯は「塩井の湯」です。
松本駅から自転車で5分ほど。入浴料は400円。ボディソープとシャンプーはありませんが、お手頃価格で温泉に入れます。
建物の風貌からして歴史を感じます。更衣室、浴室の撮影は流石にできなかったので玄関の様子を。
この景色、昔しんちゃんの映画で見たことあるぞ‥!
ここは番頭さんがいる、大正創業の銭湯です。お風呂はかなり深く、下まで足をつけることができない深さ。恐らく1.8mくらい?体感温度は約42℃。更衣室は窓が空いており、外気で火照った体を冷ましつつ着替えられる快適なものでした。扇風機いらずで汗もかかず銭湯をあとにしました。松本に来た際はまた立ち寄ること確定です。
松本もいいぞ…。
あとは松本駅で輪行の準備をし、特急あずさに乗車し最寄りまでひとっ飛びでした。
車椅子用のスペース、非常に快適でした。社内でエンド金具が外れたときは焦りましたが、隣に人が来ないためなんとか取り付け完了。
鈍行で4時間半かけた道を2時間あまりで帰る。終わってしまえばあっという間の旅。
まとめ
乗鞍に雪が降ったため乗鞍を走れませんでしたが、代わりに白馬の初冠雪と
赤、黄、緑の三段紅葉。いや、青い空、白い雲、水色の澄んだ川…。
素晴らしい景色を見れました。
今回もいい体験ができました。次は湖全部回るぞっ。